こんにちは。
キャッスルヒル株式会社 の新城透です。
今日は私が美容師になったばかりのころの話をしたいと思います。
美容師になる前、美容の仕事はこうゆうものだろうな?と、お思い描いてるものが人それぞれあると思いますが、
私自身は、カットや、パーマ、カラーなど、すぐ覚えてお客様に関われる。そんな軽い気持ちを持っていました。
美容師として美容の仕事がスタート♪ワクワクしながら初日の出勤した事を今でも鮮明に覚えています。
1日目働いてみて、「俺には向いていない」と偉そうに思ったのを、今とても恥ずかしく思います。
働いてわかった事は、美容業はサービス業なんだと思いました。
私自身の中では、技術職で自分技術を見せつける。そこにファンがつく。と思っていましたが、
働いてるスタイリストは、お客様の悩みを引き出し、悩みに対して解消するための技術の提案をしているわけです。
あれ?自分の技術を披露するわけではないんだ。と心の中で思っていた事を今でも覚えています。
そんなこんなで、仕事を続けていると、事件が起きました。
お客様のシャンプーを行い、シャンプーの泡綺麗に流し、椅子を起こす時の事です。
当時の私からすると、それは大変な事件です。本当に仕事を辞めよう!と思った出来事の一つで、心が折れた瞬間でした。
シャンプー後に、お客様のお顔にかぶせるフェイスガーゼを取るのを忘れ、椅子をおこしてしまいガーゼがスベリ台を滑る子供のようにズルズルと、腹部付近まで滑って行ったのです。
お客様は、苦笑いでフェイスガーゼを手に取り、私に手渡してくれました。
もし、私がお客様の立場だったら、恥ずかしい気持ちになっているだろうな!と思い、なんてことをしてしまったんだ。美容師やる資格はない。辞めてしまおう!そう決めました。
その日の終礼で、謝罪と、やめる事を伝えようと思い心の準備をして参加しました。
スタッフは私を含め4名。
先にオーナーから、営業報告がスタートし第一声目、新城君はなんで、営業の途中からテンションが下がっていたの?と質問されました。「あー、きたか。多分フェイスガーゼの事怒られるだろな」と心の中で思い、
『すみませんでした!!』と大きな声で謝り、上記で説明した一連の流れを話しました。
…….。。。。??
スタイリストL え!?、それだけでテンション下がっていたの?
スタイリストT 爆笑
オーナー お前は、ガラスのハートか!それだけで、半日暗くなって仕事していたの?
今思えば、本当に笑える話ではありますが、当時の私はたったこれだけの事で心が折れていました。
その後も、幾度となく、心が折れるような出来事が多く起こりましたが、まだなんとか働けています…苦笑
上記で、私が何が言いたいか?と言うと、折れない心などない。と言う事です。
何回も、何10回、何100回折り続けて、折れにくい心ができていくだけなんだ。わかりました。
心が折れた時、人は諦めます。
ですが、諦めて違う事をしても、また心が折れる事が訪れます。
つまり、心が折れる事からは、逃れられないわけです。
では?どうすればいいのか?
とてもシンプルで、諦めない事です。
どっちにしろ、嫌な思いや、申し訳ない事って訪れるわけで、それなら諦めずに突き進むわけです。
簡単でしょ?
とても、フェイスガーゼの1件で辞めようとしていた人には見えないと思いますが、リアルです。
何回も、折れて折れてきた結果、折れにくい心を持てるようになってきただけです。
今後も、心が折れる事は必ず起きますし、起きなければ成長できない。と思っています。
もし、今心が折れている人がいたら、是非考えて頂きたいです。
諦めていいのか?妥協していいのか?
今諦めても、また、同じように心が折れる事が起きるとわかっていても、諦めるのか?妥協するのか?
今一度考えてみてください。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
キャッスル株式会社 新城透