タイトルにある「成長のS字曲線」、これもフレームワークの1つ。
人は正比例で成長をすることを期待しがち・・
正比例で成長する、というのは、掛けた時間=得られる結果(y=x)ということ。そりゃ、自分が掛けた時間と同じだけ成長したい!と思うのが人の常だと思う。
だけど、成長はその通りにはいかないことを知らないと、時間を掛け努力をしても得られない結果にやきもきし、多くの人は志半ばで諦めてしまう。
では、フレームワークでもある「成長のS字曲線」とは、どういうものなのか?
幼少期を含め、今まで生きてきた中で、出来なかったことがいきなり出来た!という経験は1つや2つ誰でも持っている。
赤ちゃんが急に喋り出すのも、喋れなかった英語がいきなり理解できたり、はたまた、出来なかった技術がいきなり出来るようになったり・・
振り返ってみると、何度もそんな経験をしてきたことを理解できるはず。特に私たちは技術職だから、美容師も、エステティシャンも、初めは何も知らない技術がある瞬間を境に、急に理解し、出来るようになった経験があるのでは!?
これこそが「成長のS字曲線」を体感している瞬間だ
これは潜在意識では、足し算ではなく掛け算、しかも二乗で成長していくから。そして、潜在意識の領域の方が、8〜9倍で大きいと言われている。
例えば、勉強の一夜漬け。
試験前に徹夜で8時間勉強するより、同じ8時間を30分×16日に分けて勉強した方がずっと身に付く。
もし積み上げが足し算(y=x)なら、8時間は8時間なので、一夜漬けでも同じ結果となる。だけど、実際は足し算ではなく、掛け算であり、しかも二乗(y=x2)なので、たった8日の積み上げで「64倍」の差がつくと言われている。
まぁ計算式が分からずとも、まとめて数時間するより、1日30分でも良いからコツコツ積み上げていくことの方が、効果があることを理解するだけでも最初はいいかもしれない。
1つのことを理解し、人に教えられるレベルになるのには、基本1,000時間と言われている。1日1時間の未来投資の時間を取り組んだとして、約3年。これが石の上にも3年と言われる所以。
スポーツ選手によく聞く「ゾーン」という瞬間。また日常で感じてきた、いきなり出来る瞬間や、閃く瞬間に理解できる瞬間・・
これらは、この成長のS字曲線が、あるタイミングで掛けた時間より、結果が超えた時を指す。今まではこんなことを意識していないので、無意識で経験してきたと思う。
ということは、まぐれ当たりのラッキーパンチであって、再現性が無い。
再現性を高めるために、トップアスリートや経営者はルーティンを磨いている人が多い。つまり「ゾーン」も「閃き」も再現出来ることを知っている(=成長のS字曲線を理解している)から、志半ばで諦めず、その閃く瞬間までコツコツ継続出来るのかもしれない。
成長のS字曲線を理解し、自分の「ゾーン」をいくつ見つけ、再現性を高められるか??これこそが、自分自身の人生を大きく左右していくのかもね。そして、大切なことは、この「ゾーン」は人の真似では絶対に気がつけないということ。
自分自身の深掘りと、日々のルーティンを磨き、振り返り、改善する中で気が付けるということを知っておこう!!
みんなは幾つの「ゾーン」を持っていて、再現してきただろうか?
仕事に、プライベートに、趣味・・何にでも当てはまるから振り返ってみてほしい。