先日は、第2回こども美容室でした。
参加をしてくれたスタッフのみんな、ありがとう。
開催に伴い、いろいろと理解を深めていくと、見えていないことが沢山あることに気が付きます。また、開催に伴い避けては通れない「貧困問題」について、深掘りしたいと思います。
【こどもの貧困】
日本における深刻な社会問題の1つが「こどもの貧困」
7人に1人、約280万人(2015年時点)いると言われている。さらにひとり親世帯の相対的貧困率は50.8%(2人に1人)
発展途上国などで見られるような生存に関わる貧困を「絶対的貧困」と言われている。
食生活も服装も一見普通に見える貧困を「相対的貧困」と言われ、周囲から気づかれずに見えにくいのが難点
【相対的貧困】
一見不自由なく暮らしているように見える。
部活動や学習塾、修学旅行や娯楽など「他のこどもが当たり前に出来ることが自分にはできない」という絶望感を抱いている。
この絶望感は大人が抱いている以上に深く、こどもの健全な成長において非常に大切な「自己肯定感」を損ねてしまう危険性がある。
【実感できない貧困問題】
貧困=絶対的貧困だと思われているため、貧困問題があるのか?と思われていることが多い。
「見えない貧困」が「見えていない」
まずは「貧困問題があることを認める」ことから始めることた大切
【貧困=貧乏+孤立】
貧乏=経済的困窮=質×量
質=親のリテラシー(考え方、モノの見方、捉え方)
量=守る力×増やす力×稼ぐ力
孤立=社会的孤立=質×量
質=自分が他者(社会に対しても含む)に提供出来る価値
量=価値提供の回数
<まとめ>
経済活動と社会活動は、生きていく上で大切な両輪です。
経済活動=仕事を通して価値を提供し、お金を稼ぐ
社会活動=さまざまな活動を通して価値を提供する
目の前の取り組みを1つ1つ丁寧に深堀し、理解を深めることは「見えていない」「理解していない」社会や経済を知ることであり、自分の出来る価値を知ることなんじゃないかな、と感じています。
あれも、これもは出来ないよね。
だから点と点を線で結ぶように、私たちが学んできたことで、お客様(価値提供をしてお金をいただく)にも、こどもたち=社会(価値提供をして、自分たちの価値を理解する)にも価値を提供していきたいな、と思うのです。
岡城良太