私たちは、カウンセリングで頭皮診断をさせて頂いています。
長年通って頂いているお客様と、初めてか、来店回数が少ない人とでは「頭皮状況」が明らかに違っていて・・
私たちが大切にしているカラー剤の選定、カラー後の薬剤除去に酸性水を使用したヘッドスパ。家での自分に合ったホームケアをしないことによって起きる「頭皮トラブル」について私たち自身が深く理解できているかどうか?によってお客様とのコミュニケーション、信頼関係も変わってくるものです。
これ、知らないままでカラーを繰り返していると、トラブルが起きてからの改善にはお金も、時間も掛かる訳で。。お客様にとって本当に価値があるのはどういうことか?を考えるには必要な理解なのではないでしょうか。
そもそも、美容室ごとの使用しているカラー剤も違うし、ドラッグストアで販売されているホームカラーも、全く別物。
そして美容室によってのカラーのやり方、カラー後のケアも違うし、家でのケアの違いもバラバラ。。
これらの様々な掛け算を丁寧に紐解かないと、今起きている頭皮トラブル、これから起きうるであろうトラブルを改善出来ないのではないかな、と思うのです。
1.アレルギー性皮膚炎、接触性皮膚炎
これらは使用するカラー剤によって変わること、またお店によって塗り方や、放置するときに方法などによって出てくる可能性があるトラブルです。
もちろん、自分自身の体調によっても違うので、まずは自分自身の理解、そして自分に合ったカラー剤を選んでくれたり、その時の状況に応じてカラーのやり方を柔軟に変えてくれる担当者やお店であることが重要かもしれません。
2.カラー後の丁寧なケアの重要性
たとえば抗生物質などの薬も、プラスの側面と副作用と言われるマイナス側面があります。これは薬の服用であっても、肌に触れる技術などであっても同じこと。
即効性が高ければ高いほど、クスリの力も強いでの、丁寧にその時その時にケアすることが重要だと私たちは考えています。
3.薬液除去と酸性水を用いたヘッドスパ
ヘアカラーの目的である髪を染めた後は、役目を終えた薬剤は出来る限り取り除いておくことが、トラブル予防のためには大切です。
頭皮や毛髪に残った薬剤は、紫外線はもちろん、日々のドライヤーの熱によって頭皮トラブルにも、毛髪のダメージにも起因します。
なので、シャンプーだけでは落ちない残留薬剤を丁寧に「薬液除去」で取り除くこと。念には念を押して、酸性に強電解したお水で丁寧に毛髪と頭皮のケアをヘッドスパですること。
これをするかどうかでは、頭皮の炎症、毛髪のダメージは全く別物。。
私自身も3週間に1度の頻度で白髪染めをしますが、時間がなくて他のお店でカラーをしてもらうときと、私たちのお店で「薬液除去」「酸性水によるヘッドスパ」をしてもらった後では、大袈裟ではなく天と地ほどの差が。。
4.自分にとっての優先順位は!?
・イベントに合わせた(=今だけ)綺麗
今だけの綺麗さを求めるのであれば頭皮とか、毛髪のダメージは無視して行う施術もありですよね!
もちろん、そういう時ってあったりするかもしれません。それがダメな訳ではなく、それをすることでどんな影響があるか?まで考えてこれからどうするか?を選べばいいかな、と。
・今も、これからも綺麗でいたい
どんなこともプラスの側面もあれば、マイナスの側面もありますよね。なので、両方を丁寧に理解し、自分にとっての優先順位はなにかな?と考えてみるとブレずに自分の価値に合わせて選べるかもしれません。
・今のトラブルを改善し、これからの綺麗のため
綺麗さを求めることより、今起きているトラブルを解消することが最優先の場合もありますよね。その場合は、まずはトラブルの改善・解消のために出来ることを最優先すること。
その先に、同じことが起きないように、今だけではなく、これからのことも考えて選定することが大切になってくるかもしれません。
5.自分自身で出来ることは!?
美容室で使われている薬剤や、カラー後のケアを知ることは難しいかもしれません。今は広告技術が発達し、本当のことが分かりづらくなっているのが現状です。
なので、コントロール出来ないことにフォーカスするより、自分自身を理解し、自分自身に合ったケアをコツコツ積み重ねることの重要性が上がっているのかもしれません。
「私たちが大切にしたいこと」
今だけではなく、これからも綺麗でいられるためのお手伝いをしたい!と思っています。
なので、今のお客様の状況を丁寧に理解し、今もこれからも綺麗でいられる方法を一緒に考え取り組んでいきたいな、と思っています。
そのためには、私たち自身が扱う薬剤や、ヘッドスパにケアするための商品を深く丁寧に理解し、コツコツとアップデートしていくことが欠かせないな、と思うのです。
少し長くなってしまいましたが、病気になってからの対処は時間もお金も掛かるように、頭皮や毛髪のダメージも同じだと考えています。
それは私たちが手荒れに苦しみ、頭皮トラブルに苦しみ、その改善にとても時間とお金が掛かることを身をもって経験しているからなのかもしれません。
みなさん、今までのカラーやホームケア、どんな観点で取り組んでいましたか?
また私たちは、お客様が求めるその先にあることを丁寧に理解できているのか・・
今一度考えてお客様と向き合いたいものですね^ ^
岡城良太