おはようございます!
33/52週目の朝も元気に岡城がお送りします^ ^
細胞を若返らせるスイッチ「EGF」
について、今週は触れたいと思います。
シミ・シワ・たるみ・くすみ・毛穴の開き・・など、
肌の老化現象を挙げれば枚挙にいとまがありません。
これらに共通するキーワードが「EGF=上皮成長因子」なのです!!
後記にて詳しく触れたいと思います^ ^
・EGFとは
EGFを発見したコーエン博士は、1986年にノーベル賞を受賞しました。
そもそもEGFって何?ってとこから簡単に説明したいと思います。
幼い頃、転んで傷が出来ると「ツバつけとけば大丈夫!」って言われた記憶ないですか??
科学的な根拠は分からないはずだけど、おばあちゃんの知恵袋的なことは理にかなっている事が多いものです。「傷口にツバ」っていうのもその1つ。
実は唾液の中には、抗菌や殺菌作用のある“免疫グロブリン”や“リゾチーム”、そしてEGFが含まれていて、傷口の修復が加速するという根拠があるのです。
「傷口にツバ」の根拠は分かったとはいえ、それがどう「若返りスイッチ」に繋がるのか??
話は、少し変わって日本人の2人に1人がなると言われている“がん”
2人に1人って表現は、保険屋の売り文句で、数字を細分化してみていくと、実はまったく違った事実が分かったりするものです。*この話は長くなるので、ここまで
がん細胞というのは、無限に増殖するのですが、実はEGFが大きく寄与していると言われています。
がん細胞というのは、普通の健康な細胞に比べて「EGF受容体」が異常にたくさん存在しています。そのためEGFに過敏に反応してがん細胞が次々生まれるというわけです。
・EGFの分泌
EGFそのものは体内で自然に分泌している成長因子ですが、年齢とともに分泌量が減少することが分かっています。
20歳以降でEGF分泌量は急激に現象を始め、30歳で20歳の時の2/3、40歳で半分程度にまで落ち込むのです。。
・EGFの働き
それに伴い、皮膚のターンオーバー(=新陳代謝)や細胞の再生能力が低下し、肌の“老化現象”を引き起こしてしまうのです。
・EGFの効能を得るためには
残念ながら日常生活でEGFは自然に増えません。
なので、化粧水や、美容液に含まれているEGFをスキンケアのルーティンに組み込むことで
シワやたるみの改善、ターンオーバーの乱れによる黒ずみの解消
という効果が期待できます^ ^
・EGFの働きを最大化するには
ビタミンD3、トレチノインという成分がEGFの働きを活性化すると言われています。特にビタミンD3は生活習慣の影響をダイレクトに受けるので、
1日10分間の日光浴
*日焼け対策は忘れずに
食生活にイワシ、カツオ、サケなどの魚介類や卵黄、バターなどのビタミンD3を多く含む食事を摂る
*難しければサプリで
・まとめ
私も改めてEGFを調べ直してみて1番の発見は、がん細胞にEGF受容体が多いってとこでした。だから、がん細胞って若い時(EGFの分泌量も多い)に増殖は進むんだな、って理解出来ました。
“老化現象”っていうのは、平等に誰でも訪れるものです。その理由を正しく理解して、正しいスキンケアをする事で、5年後、10年後もキレイにいられのだと思うのです。
お客様と私たちの5年後、10年後のキレイのためにも、1つ1つの取り組みをコツコツバージョンアップしていきたいと思います^ ^
今週も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
岡城良太